カナダで地震の可能性やニュースはない?バンクーバーに発生したのか調べてみた
地震って本当に恐ろしい天災の一つですよね。
日本は「地震大国」といわれるように、インドネシアに続いて世界で二番目に地震が多い国だそうです。
私自身、
1995年1月17日の阪神淡路大震災の時は、高校生だったので大阪の実家に、
2011年3月11日の東日本大震災の時は、東京で会社員をしていた時、
だったので、地震の瞬間は今でも鮮明に覚えています。
つい最近では、
2016年4月14日の熊本地震も大変大きな被害がでてしまいましたね。
日本にいたときは、震度3くらいの体感できる揺れの地震は、月1~2回は日常茶飯事であったなという印象です。
ですので、
「そうえいばカナダに来て3年ほどたつけど、体感するような地震の揺れは一度も感じたことが無いな、カナダの地震状況はどうなんだろう」
とふと疑問に思いました。
そこで今回は
- カナダの過去の地震被害状況
- カナダの地震の発生頻度
- 防災グッズを揃えたいときはどこで買う?
など中心に、
カナダにはそもそも地震はあるのかどうかなどを調べてみました。
カナダには地震がない?過去の震度やマグニチュード・被害状況は?
どの国であっても大なり小なり地震は起きていますが、カナダで記録されている過去の地震の規模や被害はどれくらいだったのでしょうか。
こちらの表は、ウィキペディアList of earthquakes in Canada のデータをもとに、
カナダ全体で起きた地震のうち、死者・ケガ人が発生した時のみを抜粋して簡単に表にしたものです。
※「-」はデータなし
マグニチュードは、地震そのものの大きさ(規模)を表す指標、
震度は、地震が起きた時のわたしたちが体感する揺れの強さのことを表します。
カナダで起こる地震はほんんどが沖合なので、地震の規模は大きくても、人的な被害というのは日本ほど多くはないようです。
小規模な地震は沖合を中心に頻発
こちらの画像は、実際にバンクーバー付近で過去30日間(2018.7.12-2018.8.12)に起きた地震の状況です。
引用:earthquakescanada.nrcan.gc.ca
マグニチュード2・3ほどの小規模の地震が、沖合を中心に頻発していますね。
上記のサイトは、カナダ全土で住んでいる場所ごとに、リアルタイムで地震の発生状況を確認できるのでとても便利です。
カナダでは体に感じる地震はほとんどないものの、常に西海岸沿いで地震が発生していることがわかりますね。
カナダの地震・バンクーバー付近の地震ニュース
つい最近のカナダの地震で記憶に新しいものだと、
2018年1月23日に、マグニチュード 7.9・アラスカ州の海岸沿い275キロの場所で発生したアラスカ地震ではないでしょうか。
このときは、ブリティッシュコロンビア州(BC州)に
『tsunami warning』=津波警報
が発令され、一部住民の方に避難勧告も出されました。
▼津波の避難勧告解除を伝えた瞬間の避難所の様子
Great news! Downgraded from evacuation to advisory! Here’s the room @TofinoEmergency : #Tofino #Tsunami pic.twitter.com/1HczItaQed
— Catherine Lempke (@Cat_Lempke) January 23, 2018
結果、津波も2メートルほどの小規模なもので、心配されていた大きな被害はありませんでしたが
震源がバンクーバーに近いこともあり、
このときばかりは私たち夫婦も、夜中にずっと起きたままニュースで状況を見守っていたのを覚えています。
(2018.10.23追記) カナダの地震が日本のニュースに!
日本時間2018年10月22日14:39頃、カナダ西岸沖・ポートハーディーの南西沖を震源とする地震が立て続けに4度発生、最大でM6.8・震源の深さは11.0km
というニュースが、日本で流れたときは驚きましたね!
日本への津波の心配もなく、現地(バンクーバー)でも揺れは感じなかったので、カナダではそこまで大きなニュースとして報じられませんでした。
何事も無くてホッとしました。
(2018.12.1追記) 米アラスカ州にM7の地震発生
お借りしたインスタは、カナダの№1フィギアスケート選手・キーガンメッシング選手のインスタ。
2018年12月7日(金)~9日(日)(日本時間)にバンクーバーで行われる、フィギュアGPファイナル初出場のため、
アラスカに戻っていらっしゃったようです。
カナダのユーコン準州の東側・アメリカのアラスカ州最大の都市アンカレジ近くで、
日本時間12月1日未明、マグニチュード7.0の地震が発生、アンカレジの空港は一時閉鎖となりました。
街のインフラは大きく壊れ、道路は陥没して通行止めになった場所も。
けが人や死者の報告はなく、キーガンメッシング選手のご家族も皆無事とのことで本当にほっとしました。
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カナダの地震・今後の可能性は?
カナダで今後、【2011年3月11日の東日本大震災】のような、大きな地震発生の可能性はあるのでしょうか。
アメリカ(オレゴン州立大学)の研究チームがの研究では、
米西海岸を襲う大地震は、今後50年の発生確率は40%
とも言われています。
『米西海岸のオレゴン(Oregon)州を襲う確率は今後50年間で40%』
オレゴン州とカリフォルニア州の州境からカナダのバンクーバー島にかけた太平洋岸北西地域では、過去1万年にマグニチュード(M)8.7~9.2の大地震が19回起きている。
加えて、オレゴン州クースベイ(Coos Bay)からニューポート(Newport)にかけての、カスカディア沈み込み帯(Cascadia Subduction Zone)の南部分では、さらに22回の大きな地震が集中して発生している
やはり、備えあれば憂いなし、日ごろからできる防犯対策はしっかりしておきたいものです。
カナダで防災グッズを購入したいときは
「防災グッズ」とは英語で、
- Earthquake kit
- Emergency kit
- Catastrophy preparedness
などと言われます。
カナダでは、体感する地震はほぼ発生しないからか、ホームセンターやドラッグストアに行っても、
日本でどこでも購入できるような便利な『emergency kit』は、実店舗で売れられているのは私はまだ見たことがありません。
ですが、インターネットではもちろん購入できます。
▼《例》
画像引用:カナダ赤十字社オンラインショップサイト
商品名 | CANADIAN RED CROSS DISASTER PREPAREDNESS KIT |
値段 | $74.95(約9,000円) |
【内容】
- 防水マッチのボックス
- 懐中電灯/ラジオ/アラーム
- 40時間用ろうそく
- 多機能ナイフ
- SOSサイン
- 緊急用毛布
- 10L用水容器
- 20L浄水タブレット
- バイオハザード廃液バッグ
- 笛(ふえ)
- 手袋
- 12時間発光発スティック
- 防水シート
- マスク
- テープ
- 個人応急処置キット
※防災グッズお役立ち参考ページ※
・カナダ政府の防災グッズ紹介ページはこちら
▼比べられるものではないですが、改めてみると、日本で購入できる防災グッズのきめ細やかさ・安さ・内容は比較にならないほど日本の方が充実していますね。
日本で購入するタイミングがあれば、機内持ち込み可能なものは日本で揃えた方が良いかもしれませんね。
カナダで地震の可能性やニュースは?バンクーバー付近も調査まとめ
カナダの地震の発生状況や過去の被害状況、防災グッズはどこで購入できるかなど紹介しました。
いつどこで被害の大きい地震が発生するかは、どこの国にいても可能性やリスクは同じ。
カナダにいるとついつい地震の恐怖は忘れがちになってしまいますが、
備えあれば患いなしですので、これを機に私も防災グッズは揃えておこうと思いました。
カナダにいるあなたも是非一度、検討してみてくださいね!