ハート形の花タイツリソウ(ケマンソウ/華鬘草)の花言葉!英語も紹介!
春先に、バンクーバーのバンデューセン植物園で偶然みつけた【bleeding heart】と呼ばれる花。
初めて見たのですが、
たくさんハートの形の花が、風にゆらゆら揺れる様子がなんてカワイイんだろう!
って感動しました。
【bleeding heart】は直訳すると「出血してる心臓」とか「血まみれの心」なので、
せっかく【heart】と言うなら
「ラブリーハート♡lovely heart」
なんかピッタリで可愛いと思ったのですが(笑)
【bleeding heart】の和名は
- タイツリソウ(鯛釣草)
- ケマンソウ(華鬘草)
と言って、丈夫で育てやすいため、ガーデニング初心者にも栽培がカンタン、鑑賞用として日本でも人気なんです♪
さっそく日本名や花言葉など調べてみました。
タイツリソウ(ケマンソウ/華鬘草)とは
タイツリソウは15世紀初め、室町時代に中国や朝鮮半島から日本に伝わったと言われています。
花色は「ピンク」のほかに「白」、品種改良された「黄」「赤」もあります。
英名 | Bleeding Heart |
分類 | ケシ科ケマンソウ属 |
学名 | Dicentra spectabilis , Lemprocapnos spectabilis |
原産地 | 中国、朝鮮半島 |
開花期 | 4~6月頃 |
花の色 | ピンク、白、赤、黄 |
丈(高さ) | 20cm~50cm程度 |
和名 |
|
タイツリソウ(ケマンソウ)は、見た目がかわいらしくユニークな花を持つ山野草として人気があります。
毎年4-6月ごろ開花し、アーチ状になった花茎一本に15輪ほど釣り下がって咲きます。
9月ごろに地上部は枯れてしまいますが、休眠しているだけで根っこ部分は生きています。
翌年になるとまた花を咲かせるので、株分けで増やすことも出来ます。
ケマン(華鬘)って何?
ケマンソウは漢字で書くと「華鬘草」。
「華鬘」(花鬘/花縵)とは、寺院のお堂でよく見かける仏具の一つで、仏前をかざるための花をかたどった飾りのこと。
丸型や楕円形のものに、草花などを透かし彫りにしています。
引用:ウィキペディア
“ケマンソウって…なんだか意味不明!?”
と最初は思いましたが、
意味を知ると日本文化を反映していて、意外といい名前かも!と妙に感心してしまいました(^^♪
タイツリソウ(ケマンソウ/華鬘草)の毒性
タイツリソウ(ケマンソウ)は、分類上は“コマクサ“と同じケシ科の仲間のため、
じつは毒性の強い植物です。
根や葉の毒性は強く、食べると嘔吐や心臓麻痺などの中毒症状を起こすので、
絶対に口に運ばないようにしてくださいね。
タイツリソウ(ケマンソウ/華鬘草)の花言葉
タイツリソウ(ケマンソウ)の代表的な花言葉は
『 従順』
『あなたに従います』
『恋心』
誕生花は
1/30・3/6・3/26・4/12・4/26・4/28・5/1・5/20・6/10・6/26
どの花言葉もプラスイメージ、とくにピンク色は見た目が可愛く、異性に対して花言葉と一緒に誕生日プレゼントとして贈るのはおすすめです。
※花言葉は、同じ花や色であってもしばしば複数ある場合があります。
ケマンソウも『冷めはじめた恋』『失恋』『憂鬱』といったマイナスイメージの花言葉もあると伝えてるウェブサイトもあるので、
タイツリソウを好きな人に贈るときは、花言葉のメッセージカードも添えて送ってくださいね。
タイツリソウ(ケマンソウ/華鬘草)の花言葉【英語】
【bleeding heart】の花言葉は、英語(西洋)では
・ピンクのケマンソウ: romantic love(ロマンチックな愛)
・赤色のケマンソウ: romantic love(ロマンチックな愛)
・白色のケマンソウ: purity(純粋)
とされています。
ケマンソウはタイツリソウ(鯛釣草)のほうが一般的?
「ケマンソウ」は、花の枝を釣り竿に見立てて、ぶら下がった花が鯛に似ていることから
「タイツリソウ(鯛釣草)」
という別名のほうが、日本では一般的に流通が多いようです。
英語圏では
「心臓から出血している!だからBleeding Heart」
と見る国がある一方で、
日本人は同じものを見て
「大量の鯛が釣れてる!だからタイツリソウ」
とは…なんともおめでタイ。
国が違えば捉え方もずいぶん違いますね。
タイツリソウ苗は通販も人気!
タイツリソウは、栽培が比較的カンタンな山野草。
根や苗が通販でも販売されていて、
病気や害虫の被害にもあいづらく、むずかしい園芸作業も必要ないそうですよ。
最近は人気が出てきたことから、ピンク以外にも白・黄・赤などの珍しい品種も流通しています。
こんなかわいい花が庭に咲いたら、見ているだけでテンション上がってしまいますよね!
ケマンソウ(華鬘草)を見つけた場所はここ!
バンクーバーで【bleeding heart】を見つけたバンデューセン植物園は、バンクーバーで最も有名な植物園。
東京ドーム約5個分もある広い庭園のなかに約8000種類の植物が植えられていて、
一年中四季折々の草木が楽しめる観光スポットです。
入口から左側のシャクナゲが見事に咲く『rhododendron walk』の途中に、
【bleeding heart】はひっそりと2株だけ咲いていました。
植物園も【bleeding heart】については管理していないようで、案内にも記載が無く、本当に偶然見つけられたという感じ。
花は枯れてしまっても根っこが冬眠しているだけなので、
4月~5月ごろ、あなたもぜひ見つけに行ってみてくださいね。
・バンデューセン植物園の行き方や見どころは?冬はイルミネーションも!