カナダの洋服や靴サイズの単位と表記!日本と比較するとどうなる?
カナダでは、洋服や靴のサイズ表記が、日本の表示と違うため、ビックリすることも多いと思います。
現在は、ネット通販などでも、海外直輸入のブランドを購入できるので、
買ってから「失敗したー!」と後悔しないようにしたいですよね。
- カナダの男性女性の洋服と靴のサイズ
- カナダと日本のサイズ比較表
- カナダの身長体重の単位
など、ショッピングでつまづきそうなポイントを紹介しますので、ショッピングの目安にしてみてください!
カナダの長さ・重さのサイズ単位『ヤード・ポント法』とは?
カナダでは、日本と同じく国際単位系(1960年より採択)のメートル法を正式採用しているものの、
身長や身の回りの物のサイズ(長さ)については 『ヤード・ポンド法』の
- インチ(in.)
- フィート(ft.)
が一般的に使われています。
インチやフィートと言っても、なかなかピンとイメージできないのですが、
- 1インチは親指の横幅(2.54cm)
- 1フィートは足のサイズ(30.48cm )
という、欧米人サイズが 由来しているのだとか( ;∀;)
ちなみに『ヤード・ポンド法』は、アメリカ合衆国を中心に、
国際単位系ができる100年以上も前から、根強く使用されている単位系です。
日本で当たり前に使われている国際単位系の単位は、
現在は、世界のほとんどの国で合法的に使用され、多くの国で使用することが義務づけられているものの、
アメリカやカナダは、頑なに(?)現在も、それまで使用していた単位系の『ヤード・ポンド法』が日常的に使われています。
スーパーの野菜コーナー、レストランのメニュー表記、一般商品の表示、道路標識など、
身の回りには『ヤード・ポンド法』ばかり!
最初は、かなり戸惑いましたね(笑)
…まぁそれにしても、2.54cmとか、30.48cmとか、ほんっとに、超中途半端でアバウトすぎる尺。
これを生活の軸にしてるんですから、
そりゃぁ「きっちり正確に!」が好きな日本人には、理解できないことも多いワケです(笑)
カナダの洋服サイズ表記!日本と比較
日本で洋服(レディース)を買うときは、【S】【M】【L】の3サイズが多く、想定身長は152〜163cmほど。
いっぽうカナダのショップでは、【XS】〜【XL】の5サイズくらいは通常取り揃えがあるイメージ。
いろんな身長、体型の人がいるので、それだけサイズ展開が豊富なんですね。
日本ではなかなか合うサイズがないという人にも嬉しいですね。
▼カナダと日本の、数字表記とレター表記の比較表はこちら▼
カナダ | 日本 | ||
2 | XS | 5 | S |
4 | S | 7 | M |
6 | S | 9 | L |
8 | M | 11 | XL |
10 | M | 13 | XXL/3L |
12 | L | 15 | XXXL/3L |
14 | L | 17 | 4L |
16 | XL/1X | 19 | 5L |
18 | 1X/2X | 21 | 5L |
20 | 2X | 23 | 5L |
22 | 3X | 25 | 6L |
24 | 3X | 27 | 7L |
日本の感覚と同じように、男性も女性も、
S、M、L、XL…
と、段階がありますが、日本人にとっては、1〜2サイズダウンがちょうどよい感覚です。
例えば、日本人女性のMサイズの人なら、カナダの「M」は大きめなので「S」から試着すると効率がいいです。
同じサイズ表記でもメーカーのデザインによって大きさや幅が違うこともあるので、試着は必須です!
カナダ(海外)と日本の靴サイズの違い4つ
カナダで靴を選ぶときは、センチメートル(cm)ではなくインチ(inch)という単位を使います。
でも実際に、カナダで靴を選ぼうとすると、
24.0cmのレディース靴=「US6.5」 や「EU39」!?
など、ナゾのアルファベットや単位表記の靴が並んでいて、戸惑うことも。
輸入品の靴も多く売られているカナダは、
センチメートルサイズに慣れている私達日本人からすると、靴選びは予想以上に混乱してしまいます。
最低限抑えておきたい、4つの「違い」お伝えしましょう。
違い1)海外の靴サイズは(EU・UK・US)が主流
実は、日本のような靴のサイズがセンチ表記の国は、世界的にはマイナーなのが実情です。
靴のサイズ表記の種類は主に次の4つ。
靴のサイズ表記の種類
- 日本のサイズ:CM(単位:センチメートル)
- アメリカサイズ:US(単位:インチ)
- イギリスサイズ:UK(単位:インチ)
- ヨーロッパサイズ:EU(単位:センチメートル)
アメリカだとUSサイズ= United States 、カナダや南米もUSサイズを主に使用
イギリスはUKサイズ = United Kingdom 、伝統的な靴の発祥にちなんでイギリスで使用
ヨーロッパはEUサイズ = European Union 、ヨーロッパのほとんどはEUサイズで対応
違い2)日本と海外の靴サイズの考え方
日本で靴を選ぶとき、センチメートル(cm)の場合、24とか24.5などの数字が5ミリ単位で靴底にかいてあるので選びやすいですよね。
日本のようなセンチメートル(cm)のサイズ表記は
「足の長さ(実足長)」
を表しています。
それに対し、海外サイズ(EU・UK・US)は
「靴内部の空間の長さ(靴型の内寸)」
を表しています。
日本は自分の足の長さが軸、海外は靴を作るときの木型が軸ということです!
違い3)USとUKのインチの基準
北米のUSサイズと、イギリスのUKサイズは、どちらも「インチサイズ表記」を採用しているのに、
わずかにUKサイズの靴が大きくなるのはなぜなのでしょう?
実は、国際的に統一されている1インチは、2.54センチメートルですが、
イギリスのインチは「帝国ヤード標準原器」といって、12分の1の長さの約 25.3998mmを今でも採用しているから。
結果、USサイズとUKサイズの靴は、僅かですが差が出るというわけです。
違い4)CMとEUのセンチメートルの尺度
EUサイズも単位は「センチメートル」ですが、日本とは尺度が異なります。
日本のcm表記で2/3cm、つまり日本の「0.67cm」をEUサイズの「1cm」として数えます。
カナダの靴サイズ表記
たかが靴のサイズ、されど靴のサイズ、
- 日本のサイズ:CM
- アメリカサイズ:US
- イギリスサイズ:UK
- ヨーロッパサイズ:EU
この4パターンで、比較したサイズ表がこちらです
男性サイズ
→スマホの方は横スクロール→
日本サイズ(CM) | 24.5 | 25.0 | 25.5 | 26.0 | 26.5 | 27.0 | 27.5 | 28.0 | 28.5 | 29.0 |
アメリカ・カナダ(US) | 6.5 | 7 | 7.5 | 8 | 8.5 | 9 | 9.5 | 10 | 10.5 | 11 |
イギリス(UK) | 6 | 6.5 | 7 | 7.5 | 8 | 8.5 | 9 | 9.5 | 10 | 10.5 |
ヨーロッパ(EU) | 39 | 40 | 41 | 42 | – | 43 | – | 44 | – | 45 |
女性用サイズ
→スマホの方は横スクロール→
日本サイズ(CM) | 21.5 | 22.0 | 22.5 | 23.0 | 23.5 | 24.0 | 24.5 | 25.0 | 25.5 | 26.0 |
アメリカ・カナダ(US) | 4.5 | 5 | 5.5 | 6 | 6.5 | 7 | 7.5 | 8 | 8.5 | 9 |
イギリス(UK) | 3 | 3.5 | 4 | 4.5 | 5 | 5.5 | 6 | 6.5 | 7 | 7.5 |
ヨーロッパ(EU) | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 |
【海外で靴を買うときの注意点】
それぞれの国のサイズ規格表示でも、靴メーカーによって、デザインやシリーズによってもサイズは微妙に異なるため、
あくまで参考程度の目安としてご利用下さい。
そもそも日本人と欧米人では、足の形が異なるため、日本人は足の幅が広い人の割合が多く、長さはジャストサイズでも、幅が窮屈になる可能性があります。
なるべく、試し履きをしてから購入、特にネットで購入する場合は、返品可能かどうかも事前確認することをおすすめします。
カナダの身長の単位
カナダでは、日本と同じミリ、センチ、メートル、キロメートル表示が公式なものの、
一般的に身長を表すときは、フィート、インチで表現する人が多いです。
小さい順に
「インチ(略号:in.)」
「フィート(略号:ft.)」
「ヤード(略号:yd.)」
「マイル(略号:mi.)」
が広く一般的に使われています。
【身長の例】
→スマホの方は横スクロール→
日本(cm) | 152 | 155 | 158 | 161 | 164 | 167 | 170 |
カナダ(inch) | 5 | 5.1 | 5.2 | 5.3 | 5.4 | 5.5 | 5.6 |
日本(cm) | 173 | 176 | 179 | 182 | 185 | 188 | 191 |
カナダ(inch) | 5.7 | 5.8 | 5.9 | 6 | 6.1 | 6.2 | 6.3 |
参考リンク:「m in 変換」
カナダの体重の単位
重さについても、カナダでは国際単位系の「グラム(g)/キログラム(kg)」表示が公式なものの、
『ヤード・ポンド法』の
- パウンド(lb)(←ポンド・エルビーとも言う)
は、スーパーの食材売り場で広く使われているため、
値札をみて、「安いっ!」と思ったら、実は量り売りで、1パウンド(lb)の値段だったガッカリ…ということは日常的にあります。
体重を表すときも、「パウンド(略号:lb.)」で表現する人が多いですね。
また、化粧水やビールなど液体の体積や物体の重さは、
『ヤード・ポンド法』の
- オンス(oz)
が日常的に用いられます。
→スマホの方は横スクロール→
日本(kg) | 45 | 50 | 55 | 60 | 65 | 70 | 75 |
カナダ(lb) | 99 | 110 | 121 | 132 | 143 | 154 | 165 |
カナダの洋服や靴サイズの単位と表記!日本と比較もまとめ
カナダの洋服や靴サイズの日本表記との比較や、身長、体重の単位を紹介しました。
色んな人種がいるカナダは、それだけ多種多様な体型の人がいるため、
洋服や靴のサイズが幅広く、もともとの尺度も日本と違いがあります。
国際基準系のセンチメートルに慣れている私達日本人からすると、
『ヤード・ポンド法』には混乱することばかりですが、郷に入っては郷に従えで、こればかりは慣れていくしかありませんね(笑)
カナダブランドの服や靴を購入したい人の参考になれば幸いです。