バンクーバーでルームシェアの探し方!ダウンタウンの家賃相場は?
バンクーバーでワーホリ&留学ライフを楽しんでるみなさーん♪
最初のころは右も左も分からず、とにかく生活に慣れることに大変だった人も、
ホストファミリーとのお別れ&いよいよバンクーバーで初の物件探し!という人も多いのではないでしょうか。
お気づきかもしれませんが、バンクーバーは家賃が異常に高いんです…涙。
なので家賃を安く抑えるために、ほとんどのワーホリや留学生の人はルームシェアというスタイルで生活しています。
そこには長年引き継がれてきた
「takeover/テイクオーバー」=退去する人から新しく入居する人にお金を引継ぐ
なんてナゾなシステムも存在するので、知っておかないと大損するハメに!?
初めての英語圏でのお部屋探しは何かと不安も多いかと思いますが、
でも、大・丈・夫!
- ルームシェアのメリットデメリット・注意点
- やっぱり住むならダウンタウン!相場は?
- 日本人とのシェアが何かと安心だけどルームメイトは選べる?
- 家賃の払い方とかシステムはどうなってるの?
などなど、バンクーバーでルームシェアを探す時に押さえておくべきポイントまとめました♪
カナダでお部屋探しは自己責任
カナダで初めてのお部屋探しで心得ておかなければいけないこと。
それは
日本で賃貸を探すときとは勝手が全然ちがう!
ということ。
日本でひとり暮らしを始めるときって、
1) 不動産会社のウェブサイトをみたりして希望の間取りや予算にあった物件を探す
↓
2) 現地に行って、不動産会社に内覧させてもらう
↓
3)気に入ったら不動産会社の契約書にサインする
というのが一般的ですよね。
しっかり不動産会社が仲介してくれるので、不安を感じることなく契約を進められるのではないでしょうか。
でも、バンクーバーでのお部屋探し事情は、日本とは全く異なります!
まず、
- 不動産会社が仲介することは無い
- 部屋の管理人(オーナー)と直接やりとり
- 口約束も多いしテキトーな面もある
ということを心得ておく必要があります。
そう、全ては「自己責任」。
なので、余計なトラブルに巻きこまれないためにも、事前にしっかり見極める必要があります。
バンクーバーでルームシェアってどんなもの?
カナダでも家賃相場が高いバンクーバーは、現地の人であっても住空間を複数で「シェア(共有)」する生活スタイルはごく一般的。
とくにルームシェアは、シェアハウスよりも家賃が安く抑えられるので、
ワーホリや留学生の多くは「ルームシェア」の方法で生活しています。
基本的に
- ダウンタウン(都心)に近ければ近いほど
- 自分のプライベート空間が増えれば増えるほど(シェア人数が少ないほど)
家賃相場は高くなります。
ルームシェア・部屋の形式は?
ルームシェアは、部屋の使っていないスペースを更に他の誰かにシェアすることなので、いわば
貸す側も借りる側も家賃を一番安く抑えられるというwin-winなシステム。
ひとくちに「ルームシェア」と言っても形態はさまざまで、
個室の場合もあればリビングをカーテンで仕切ってシェアして「ルームシェア」としている場合もあります。
ルームシェアの基本的な形式としては、
- ベットルームの個室を2人以上で相部屋
- トイレ、シャワー、キッチン、リビング・ランドリーは共用利用
- 玄関のカギは一人一つもらえる
というのが一般的。
ルームシェアのオーナー(管理人)はどこにいるの?
また、オーナー(部屋の管理人)は、不動産関係の仕事をしている人ではない、
あくまで個人レベルで部屋を貸出していることがほとんどです。
ケース1)オーナーと共同生活
ベッドルーム以外(玄関、キッチン、リビング、トイレなど)はオーナーとシェアして共同生活する
ケース2)オーナーとは別で生活
オーナーは別の場所に住んでいて、管理している家を丸々貸し出している場合。
オーナーが同じ家に住んでいない分、比較的自由に生活できる。
ルームシェアのメリットデメリット
ルームシェアだけでなく、他人と同じ空間で生活するということは、どんな場合もメリット・デメリットがあります。
【メリット】
- 家賃をもっとも安く抑えられる
- クラスメートやバイト先以外の新しい出会いがある
- 選び方によっては生活に密着した英語環境で学べる
- ルームメイトとお互いに何かと助け合える
【デメリット】
- 安かろう悪かろうで狭くて環境が良くない場合もある
- 完全なプライベートの空間の確保は難しい
- 人間関係や生活ルールなどめんどくさい場合がある
- 見えないリスクも多い
ルームシェアの探し方や手続きの流れ
ルームシェアのお部屋探しの流れや手続きはいたってシンプル。
日本で賃貸契約をする時のように、銀行口座や保証人は必要なく、契約書は基本的にないところが多いです。
1)ルームシェア募集のWebサイトなどで入居者募集の情報を探す
↓
2)管理人に電話やメールで内覧希望の連絡をする
↓
3)実際に現地を見学して、入居条件(家賃・期間など)を確認
↓
4)デポジット(敷金)を管理人に払って鍵をもらう
おすすめの情報WEBサイトは最後にまとめて紹介しますね。
バンクーバー周辺の家賃相場や支払い方法は?
バンクーバーで留学生やワーホリの人が生活するとき、
最初の一か月くらいは、手続きを斡旋する留学会社に言われるまま、
現地のホストファミリーと生活をするホームステイをする人が多いようです。
ホームステイの多くは、自分の部屋が一つ持てますが
・相場は一か月800ドル(約7万円)~1,000ドル(約9万円)以上、
ファミリー層の多くはダウンタウンまで1時間前後の郊外に住んでいますが、安くてもこれくらいが相場です。
ルームシェアやシェアハウスとなるとなると、
相場と言ってもオーナーの言い値ですし、建物の設備によっても変わってきますが
・ダウンタウンだと二人のルームシェアで一人600ドル(5万5千円)以上
・郊外で5~6人の二段ベッドの相部屋でシェアでも一人400ドル(3万6千円)以上
と大体これくらい。
アルバイトに通ったり生活面を考えると、家賃は高めでもダウンタウンに近いほうが何かと便利になります。
大きな語学学校などでは、寮のように戸建てをまるまる一棟分借り上げて生徒に貸し出している場合などもあります。
家賃の支払い方法・デポジットとテイクオーバーとは?
家賃の支払いは、月一回オーナーに
- チェック(小切手)
- 現金
のどちらかを、直接手渡しするという方法です。
日本のように、口座から自動引き落としのような便利なシステムはありません。
チェック(小切手)は日本だと会社関係だけで使うイメージですが、
カナダでは家賃など毎月決まった額を支払うときなど、広く一般的に使われています。
また、忘れてはいけないのが、家賃以外にカナダ独特(?)のシステムがあります
それが、デポジットとテイクオーバーです。
Deposit(デポジット)
デポジットとは日本で言うところの「敷金」のようなもの。
入居前にてオーナーに支払い、退去時に破損や違反行為など何も問題がなければ全額戻ってくるお金です。
金額は、家賃1ヶ月分の半額が一般的です。
テイクオーバー(Takeover)
日本語で”引き継ぎ”という意味の(Takeover)ですが、日本では聞きなれない独特のシステムです。
一言でいうと「家具・家電の使用料」として、退去する人から新しい入居者(自分)に、リレーのように引き継がれていくお金のこと。
留学生やワーホリのような短期滞在者が多いバンクーバーは、部屋を借りても多くの人は1年以内に帰国するので、家具や家電などがその部屋に残されることになります。
なので、生活で使う基本的な家具家電については、基本的にずっと使いまわす(次に使う人に引き継ぐ)代わりに、
万一壊れて新しく購入するのであればその費用の一部を次の人にも負担してもらおうという考え方が定着していきました。
これがテイクオーバーです。
※「テイクオーバー」のリスク※
テイクオーバーの金額はあくまで「言い値」。高額だと1,000ドル(約9万円)なんてところもあるようです。
多くの人は、前の入居者から引き継いだお金を、そのまま次の人に横流しで渡しているようですが、
入居時に支払う金額が、退去時に次の人から徴収する金額は異なっていても構いません。
- 自分が払った時より高額で次の人に引き継げれば、そのまま自分の利益にできる
- 家具家電は使っていけば劣化していくものなので、本来なら何も買い足さずに次の人に引き継ぐなら、自分が支払った金額よりも低い金額を、次の入居者には請求するべきだが、非常にあいまいで正確に査定するのは難しい
などの問題点がありトラブルも多いため、最近はあえて「テイクオーバーなし」と募集事項に書いてある場合も多くありますが、依然として存在しているシステムなので注意が必要です。
物件探しで気を付けたいポイントや契約時の注意点
不動産会社という仲介業者を通さない物件選びで一番大切なのは、人と人との信頼関係。
余計なトラブルに巻きもまれないためにも最低限押さえてほしい注意点があります。
- 物件を見に行く時は、一人で行かない。友人の意見も参考にする
- 第一印象が大事なので、ルームメイトになる人と事前に話せるなら話してみる
- 何件か比較もいいけど良い物件はすぐに埋まってしまう、ある程度は妥協することも大事
です。
【契約時に確認するポイント】
- 家賃と毎月の支払い日
- 光熱費やネット回線の有無
- 共有スペースや生活のルール
- 別料金のものはあるかどうか(ランドリーなど)
- 最低契約期間はあるのかどうか
- テイクオーバー&デポジット
- 退去時のルール
戸建てでなければ、ランドリーはほぼ外付けのコインランドリー式なので、1回の洗濯で3ドルとか別料金になります。
先ほども紹介しましたが、テイクオーバーは退去時のトラブルの原因になることが多いので、
テイクオーバーに含まれるものは「契約書」があるのならしっかり事前に内容を確認しておきましょう。
言った言わないのトラブルにならないように、不安があれば手書きでもいいのでオーナーに書いてもらなど、
「証拠」として残しておくことをおすすめします。
あとは、最低契約期間前に退去しなければならなくなった場合、どうすればいいかもポイントです。
- 思うようにお金がたまらず生活も苦しくなったのでやむなく帰国
- 日本に急きょ帰国しなければいけない事態になった
- もっと条件がいい物件を見つけてしまったので引っ越したい
など、いろんな出来事が想定されます。
“退去の一か月前にオーナーに告知すればよい”というところが多いですが、
退去時のルールなども事前にしっかり確認しておく必要があります。
これだけは覚えて!不動産・賃貸用語・略語の英語
英語の物件情報サイトでお部屋さがしに役立つ単語を紹介します。
略語も沢山ありますが、知らないとあとでトラブルの元。しっかり押さえておきましょう。
▼Denのイメージ
Built an itty bitty guest room from my mostly unused den. Think I’ll call it “The Shoebox” since it’s so tiny. pic.twitter.com/v54nnPPxJe
— Foxjerk (@beherit) 2016年9月20日
▼Solariumのイメージ
お部屋さがしに役立つおすすめサイト10選
バンクーバーで空いている部屋を探したい時、まずは身の回りの
- 学校の掲示板
- 友人同士の情報網
- 留学生向けの日本語新聞
- 現地のフリーペーパー
などで
“VACANCY(空室)”
“1 BEDROOM AVAILABLE(一部屋利用可)”
などの情報や看板を気にしておくだけでも見つけることができます。
とくに友達から伝わって来た情報なら、最初から自分で見つけるより早いし安心度が高いですよね。
学生やワーキングホリデーの入れ替わりが激しいバンクーバーでは、
友達との話の中で良い物件が見つかる事もあるので、横のつながりは心強くて大切です。
また、空き物件情報は、インターネット上でも探すことができます。
不動産契約となると不安もあると思いますが、日本人の情報交換サイトや、日本語対応の掲示板サイトもあります。
日本語の賃貸情報サイト5つ
- JPカナダ(ジェーピーカナダ)
まずカナダの日本語情報と言えばここ!というくらい有名です。
- e-Maple(イーメープル)
カナダの日本語情報サイト。賃貸情報も割とある。
→部屋貸します : バンクーバー by e-Maple カナダ
- MixB(ミックスビー)
カナダ・バンクーバーの生活情報`や無料広告など。
- AirBnB(エアビーアンドビー)
世界192か国で展開している、短期レンタル貸し部屋専門サイト。
シェアハウスやルームメイトの募集もあり、掲載する部屋には審査があるので、割高だけど質は良いと評判。
- sharehouse.in(シェアハウスイン)
シェアハウスやルームシェアを専門に募集しているWebサイト。
英語の賃貸情報サイト5つ
- Craiglist(クレイグリスト)
北米最大級の掲示板サイト、とにかく情報量が膨大。
→vancouver, BC rooms & shares – craigslist
- Kijiji(キジジ)
ebay運営の大手掲示板サイト、こちらも要チェック。
→Real Estate for Sale in Vancouver | Kijiji Classifieds
- homestay bay(ホームステイベイ)
ホストファミリーを探すためのサイト。日本語で言語選択可。
→Vancouver Homestays – 300 Matching Homestays
- HomestayFinder(ホストファミリーファインダー)
こちらも、ホームステイを探すためのウェブサイト。日本語で言語選択可。
→Homestay host families in British Columbia, Canada
- CouchSurfing(カウチサーフィン)
世界中を旅しながら無料で泊めてくれる人を探せるサイト、会員登録が必要。
→https://www.couchsurfing.com/
まとめ
カナダという外国でのルームシェア探し、初めてならなおさら緊張してしまいますね。
日本人以外のルームメイトと同じ空間で生活となると、言葉の違いの前に文化の違いで、
部屋の片づけ方やキッチンの使い方など、ちょっとしたことでも「ん?!」と戸惑うこともあるかもしれません。
でも、たとえ家族や兄弟であっても、一緒に住めば何かしらの問題は起こります。
そこは逆にチャンス!と捉えれば、どうしたら相手にうまく気持ちを伝えることができるのかを考えることが出来ますし、
そのような経験こそが、留学やワーキングホリデーの醍醐味、異文化コミュニケーションなのかなと思います。
外国にいても日本にいても、生きている以上は何事も全て「自己責任」。
あなたの充実したバンクーバーでのお部屋探し、応援してます(^^♪