インスタントポットで温泉卵の作り方!半熟卵&ゆで卵も超簡単!
マルチ電気圧力鍋「instant Pot (インスタントポット)」が1台あれば
火を使わずにほったらかし、手作り納豆やヨーグルトや甘酒も、ちょ~簡単!
自分で作った方が、安い・手間なし・エコ・美味しい! 目からウロコが落ちっぱなし!
あなたも、市販の商品をわざわざ買う人生は、考えられなくなるはず!
そして今回は、インスタントポットで『温泉卵』もついに制覇♪
てぅるんてぅるーん♪です!
温度調節が難しいイメージの『温泉卵』も、
天才家電インスタントポットなら、たった20分ほったらかし!
めんどうな温度調節一切不要、
2個以上多めに作って常備しておけば、
卵かけご飯に、パスタに、お浸しやサラダに乗せて、ワンランク上の料理に♪
カナダで大好きなTKG(卵かけごはん)を長年諦めてた私でしたが、30回以上試行錯誤してやっとこのレシピにたどり着きました!
半熟卵はもちろん、普通のゆで卵も、感動するほど時短で作れるのでぜひ試してみてください!
インスタントポットで温泉卵の作り方!
温泉卵を作るためには、70度前後のお湯が必要になります。
インスタントポットに搭載されている
『保温(KeepWarm)機能』
を使えば、ばっちり!
参考:インスタントポット保温機能の時間と温度を検証してみた!
《材料》
生卵(M~Lサイズ)…1個~6個くらい(お好みでOK)
水…卵全体が浸るほのどの水
- インスタントポットに水を入れる(卵が浸るくらい)
- 水の温度を約74℃に上げる(蓋を閉め保温機能Moreモードで15分以上)
- 冷蔵庫から取り出した卵を、内釜に沈める
- 蓋を開けたまま、保温機能(Moreモード)で10分放置
- 蓋を開けたまま、インスタントポットの電源を切って10分放置
- 卵を取り出し、5分以上冷やす
1.インスタントポットに水を入れる
まず、均等に卵を温められるように卵がしっかり浸るくらいの水を入れてください。
6Lタイプで卵三個なら水1.5リットルくらいです
2.水の温度を約74℃まで上げる
【インスタントポットの設定】
- 蓋を閉め、『保温(KeepWarm)機能』ボタン押す
- More=高モードになってることを確認
- 時間をセットし自動で保温開始
▼15分くらい温めれば、最高温度の約74℃になります
「インスタントポットの保温機能で甘酒作り!」の記事でも検証しましたが、
インスタントポットの保温(KeepWarm)機能の温度は、摂氏145〜172°F(=62℃~77℃)の範囲、
の3段階のモードで、温度を自動調節できます。
保温機能の「More (高)」モードなら、内釜の水を約74℃で保温し続けることができます。
内釜に水道から水を入れて、温度が74℃まで達するには、蓋を閉めて15分~20分ほどかかります。
3.冷蔵庫から取り出した卵を、内釜に沈める
約74℃のお湯の中に、冷蔵庫から取り出したばかりの卵を静かに沈めます。
卵の数は、多すぎるとお湯の温度が下がりすぎるので、まずは2,3個から試してみてくださいね。
ちなみに私の実験では、1個~6個の範囲なら、同じように上手く固まりました!
4.蓋を開けたまま、保温機能(More=高モード)で10分放置
卵を入れたら、蓋は閉めずに開けたまま、ちょうど10分間ほったらかし。
5.蓋を開けたまま、電源を切って10分放置
さらに、インスタントポットの電源を切って、余熱で内釜の中で10分間放置します!
6.卵を取り出し、5分以上冷やす
卵を取り出したら、流水か常温で5分以上冷やしてくださいね!すぐに割ると黄身がまだ固まってないことがあります
▼黄身にしっかり白身が薄くまとわりついてます▼
▼黄身は柔らかすぎず、硬すぎず、ネットリ~▼
卵のサイズはカナダと日本で違う?
ちなみに、卵のサイズは、規格の表記が日本とカナダで違いがあるってご存知でしたか?
たとえば、日本の「卵(Lサイズ) 」に該当するのは、カナダでは「Extra Large」というサイズ!
▼日本とカナダの卵の規格サイズ表▼
カナダ | 日本 | ||
Jumbo | 70g以上 | LL | 70-75g |
Extra Large | 63-69g | L | 64-69g |
Large | 56-63g | M | 58-63g |
Medium | 49-55g | MS | 52-57g |
Small | 42-48g | S | 46-51g |
日本の卵Mサイズ=カナダの卵L(Large)サイズということになりますね!
カナダのスーパーで売ってる卵は、ほとんど「Extra Large」か「Large」のどちらかです。
卵の価格は、12個入りで4ドル(350円)~くらいで、価格も安定しています。
温泉卵とは?半熟卵との違い
温泉卵と半熟卵との違いは、黄身と白身の固まり方です。
温泉卵は、黄身も白身もプルプルで、半熟のとろっとした食感が特徴的な温泉卵。
一方半熟卵は、黄身は半熟でとろっとしていますが、白身はしっかり固まった状態です。
黄身と白身の固まる温度が違う!
温泉卵とゆで卵、なぜ仕上がりに差が出るのかというと、黄身と白身では、固まる温度が違うから。
もともと、卵の黄身は約65~70℃、白身は約75~80℃で固まる性質の違いがあり、
温泉卵は70℃前後のお湯に浸けて火を通すことで、黄身が先に固まって白身が半熟の状態になるので、
温泉卵=黄身と白身の固まる温度差を生かした卵、と言えます。
いっぽう、半熟卵は、沸騰したお湯(100℃)に入れて加熱するので、
外側の白身が先にしっかり固まって、黄身が半熟の状態になるのです。
温泉卵、失敗するとどうなる?
温泉卵の、卵黄部分も卵白部分も、半熟プルプルを実現するためには、
約70度のお湯で加熱する必要があります。
参考に、低温調理専門器具で人気の
のホームページによると、
温泉卵の作り方のおすすめは【68℃で30分加熱】という、シンプルな方法でした。
今回紹介した、インスタントポットの『保温(KeepWarm)機能』(More=高モード)を使えば、
74℃まで上げた温度を、段階的に下げることで、ちょうど70℃以下くらいを保てるということですね。
逆に、お湯の温度を下げすぎてしまうと、黄身がしっかり固まるのに、白身はいつまでも半液体状態という、
残念すぎる温泉卵になってしまいます。
▼私が何度もやってしまった、失敗例をご覧ください(笑)
これは、インスタントポットの『保温機能』(Normal=中モード)、
お湯の温度は約62℃くらいで1時間放置した結果の温泉卵。
固まった黄身がむき出しで、白身がべちゃべちゃのまま。。残念。
▼黄身が固めでまんまる。。思てたんとちゃう。。
温度が低いままだと、何時間放置しても、白身って固まらないんですね。
もちろん、これはこれで美味しく食べられますが、ビジュアルってやっぱり大事~。
温泉卵が作れると料理のレパートリーが広がる!
「温泉卵がいつでも家で手軽に食べたい!」
と思ったのは、カナダで売ってる卵を生食する勇気が無かったから(笑)
カナダの卵って賞味期限が異常に長いし(1か月先とか…!)、
黄身の色も薄くて、あまり生食する気になれなかったんです。
その点、加熱済の温泉卵なら安心!
冷蔵庫に何個かストックしておけば、卵かけご飯に、
パスタのカルボナーラやシーザーサラダに乗っけたり、
カレーやお浸しのトッピングなど、料理の幅がグーンと広がりました!
ちなみに、私がおもう世界一美味しい納豆ご飯のトッピングが
の組み合わせ
ほんとこれ、一度食べたらもぉ~…
「納豆ご飯ってこんなに美味しかったの!?」
って、感動するはず。
醤油麹の奥深い甘さと、シラチャーソースのピリッとした辛み、
それを包み込むトロトロ温泉卵に、シャキシャキのネギの融合で、口の中がパラダ~イス♪
温泉卵が手軽に作れるようになった今、つねに温泉卵をストックしておけるので、毎日のように美味しくいただいてます!
インスタントポットで半熟卵もゆで卵も超簡単!
インスタントポットが1台あれば、温泉卵だけでなく、半熟卵もゆで卵ももちろん作れます。
『Pressure Cook(圧力調理)』
を使って卵を茹でると、殻がつるっとむけるし、お鍋で茹でるより圧倒的な時短にもなります!
▼冷蔵庫から出したばかりの卵とひたひたの水を内釜に入れる
▼蓋を閉めて『Pressure Cook(圧力料理)』(型式によっては『Manual』ボタン)を押し、High(高圧)モードで。
加圧時間を設定し、加圧開始
▼加圧時間は、半熟なら1~2分、固ゆでなら4分加圧。
▼加圧終了したら、すぐに蒸気をぬいて卵を取り出し、冷水で冷やす
たった1分加圧でもしっかり半熟以上!あっという間に茹で上がります。蒸気を抜くときは、やけどに注意してくださいね
インスタントポットで温泉卵と半熟卵&ゆで卵の作り方まとめ
インスタントポットの保温機能を使った、温泉卵の作り方を紹介しました!
インスタントポット1台あれば、納豆もヨーグルトも、甘酒だってお家でカンタンに手作りできちゃいます。
今まで、
「自分で作るなんて、手間がかかって難しそう」
「コスパ悪そうだし、自分は器用じゃないし…」
という思い込みがありました。
ところが実際は
市販の商品を買うほうが、都度買う手間がかかる、ゴミは増える、コスパが悪いという事実!
食の質が上がると、体も心ももっと元気なるし、食費の大幅な節約にもつながります。
ぜひあなたも、インスタントポットで手作りライフを一緒に楽しみましょう~!