グランビルアイランドの地ビール工場で飲み比べ!アクセス方法も
バンクーバーには地ビール醸造所があって、出来たて冷え冷えビールが飲み比べできる!
と聞けば、もちろん行くしかない。
『グランビルアイランド(Granville Island)』
といえばバンクーバーを代表する観光名所の一つ♪
地元市民の台所でもあり、市場やレストラン、ショップが並ぶ南北500mほどの小さな島です。
そこにある
『グランビル・アイランド・ブリューイング (Granville Island Brewing)』
という地ビールメーカーのお店中心に、バンクーバーで飲めるおすすめのビールをお伝えします。
クラフトビールとは
北米のクラフト・ビール文化は、世界中の経済でも注目されている分野。
バンクーバーにもさまざまな規模の
クラフトビールの醸造所=[Brewery]
があります。
Breweryはにぎやかな社交の場として、仕事帰りに友人と楽しくビールを飲んだり、
タコスやバーガーなどの軽食などの楽しめる場所としても人気です。
日本でよく耳にする「ラガービール」というのもクラフトビールの一つ。
「コクとキレがあってうまい!」
という言葉は、ビールのおいしさを伝えるためによく使われますが、
クラフトビールは「ラガー」の他に、発酵過程によって「エール」や「ピルスナー」などに分類することができます。
クラフトビールの基本「ラガー・エール・自然発酵」
ビールは、発祥した国・地域や製法によってさまざまな特徴があるので、
細かく分類すると150種類以上のカテゴリーに分かれることも。
とはいえ、大まかにはおさえておくのは次の3つだけでOK。
- ラガー
- エール
- 自然発酵
ビールの製造過程で行われる「発酵方法」や、作り方の違いによって分けられます。
日本だけでなく世界中で圧倒的に消費量が多いのは「ラガー」のビール。
スーパードライ、一番搾り、プレモル、これらは全てはラガーに属します。
ざっくり一言で表すなら、
エール:芳醇旨口
といったところでしょうか。
ラガー
ラガー酵母の発酵は「下面発酵」とも呼ばれます。
比較的低温(10℃前後)で発酵させ、スッキリとした味わいが特徴です。
「ラガー」の中でも細かく分類があり、その一つに「ピルスナー」があります。
エール
エール酵母の発酵は「上面発酵」と呼ばれ、発酵温度は20℃前後。ホップや麦芽の香りがより多く含まれフルーティーで華やかな香りが特徴です。
自然発酵
ベルギー発祥で、空気中に漂う野生酵母で発酵させたビール。
強い酸味が特徴で、これに分類されるビールは基本的に『ランビック』のみ。
日本では珍しいビールの種類
日本ではラガーが主流ですが、カナダのビールはテイスト(味)で競合する傾向が大きいように思います。
日本ではあまり馴染みのないテイストはこちら。
あとは、なんといってもフレーバー系が多種多様!
ラズベリーなどの果物や、香草・野菜・チョコレートなど…
ちょっとめずらしい組み合わせのビールも、バンクーバーでは飲むことができます。
カナダ発の地ビールメーカー
『グランビル・アイランド・ブリューイング (Granville Island Brewing)』は、
1984年にオープンしたカナダ初の地ビールメーカー。
小規模な醸造所ですが、今では20種類以上のビールを生産していて、街中のリカーショップでも販売されています。
グランビルアイランドの入り口を入ってすぐ、
グラスやTシャツなどオリジナルグッズを販売するショップとパブが併設されていて連日大人気。
テイスティング(試飲)のグラスも5ドルで購入可。容量は5オンス(OZ)・約150ml
やはり一番の楽しみは、ビールの飲み比べ!
フレーバー系のビールなど変わり種もたくさん揃っていますので、ついつい飲み過ぎには要注意。
その他、チップス・サラダ・バーガー、ルートビアなどのソフトドリンク・ジュース含む軽食も充実しています。
自慢のビールを少しずつ味わえるティスティングセットは随時種類が変更。
【テイスティングセット7種】1杯なら2.25ドル・4杯セットなら7ドルでお得、
それ以外のビールも、注文すれば試飲サイズでお試しできます!
ラズベリーのエールビールは泡もピンクでフルーティ、すごくおいしかったです(*’ω’*)。
いろいろ試してみて、気にいったのをそのまま隣のショップで購入することもできますよ。
時間:毎日11:00-21:00
住所:1441 Cartwright St, Vancouver, BC
電話:604-687-2739
URL:http://www.gib.ca
グランビルアイランドへのアクセスと地図
バンクーバーの市民の台所、グランビルアイランドは観光客にとっても人気のスポット。
グランビル橋の真下に浮かぶ小さな島は、20世紀の初めには工場街として発展。
その後再開発によって観光スポットとして生まれ変わりました。
マーケットやレストラン・お土産ショップが並びます。
グランビルアイランド入り口☆一年ほど前からネオンが切れていますが気にしないのがカナダ流(笑)
バスでの行き方・地図
ダウンタウン中心部からはGastown、Waterfront・Granville Streetを通る
市バスの「#50」 False Creek South(フォールス・クリーク・サウス)行き
に乗車します。
バスでグランビル橋を渡り『West 2nd Ave.at Anderson』で下車、目の前がグランビルアイランド。
アナウンスもあり、多くの人が一度に下車するので迷うことはないでしょう。
市バス【translink】の地図ダウンロードはこちら
その他ダウンタウンエリアから
市バス「#4・7・10・14・16」
も利用可。
その場合はグランビル橋を渡ってすぐのバス停で下車したら、
橋の下の”Granville Island”のサインに沿って歩き、5分ほどでメインエリアに到着します。
ミニフェリーでアクセスも
天気がいい日はフェリー(アクアバス)もおすすめです。
- 虹色のフェリーAquabus
- 青と白が目印のFalse Creek Ferry
10人乗りくらいの小さな市営のミニフェリーがフォークスクリークを往復しています。
ダウンタウンの数カ所からグランビルアイランドまでアクセス可能で、それぞれ5~30分ごとに出発。
運が良ければ、野生のオットセイが顔を出すこともあるんですよ!
どちらのフェリーも、Public Market(パブリックマーケット)のすぐ近くに到着します。
運賃はゾーン制で、利用区間によって異なります。(3.25ドル~)
チケットの支払いは、現金のみ。
お得な「往復チケット」や「回数券」もありますが、同じフェリー会社を使わなければなりません。
【Aquabus】
WEB:www.theaquabus.com
地図上の③番イエールタウン近く、または⑥番の発着場所が、ダウンタウンからもアクセスしやすく景色も楽しめて人気。
※グランビルアイランド内の乗降場所は、Public MarketとArts Club Theatreの間です
【False Creek Ferry】
WEB:www.granvilleislandferries.bc.ca
Aquabusと同じ場所、イエールタウン近くの2箇所(上記地図③番と⑥番)が便利。
ほかにも、Maritime MuseumやAquatic Centre等からもアクセス可能。
※グランビルアイランド内の乗降場所は、Public Marketの近くのBridges Restaurantエントランス付近。
徒歩
グランビルアイランドヘは、ダウンタウンからグランビル橋を徒歩で渡って行くこともできます。
車で
アイランド内には無料・有料どちらも駐車スペースがいくつかあります。
ただ、夏期など込み合う時期は混雑するため、できれば公共機関を使った方がよいでしょう。
まとめ
ビールといえばラガービール。でも、それがどういう意味か今まで知らなかったのでびっくり!
製法や発酵の違いでビールも本当にいろんな種類があり、奥が深いですね。
『あら、まだラガー系しか飲んでないの?私はピルスナーの方が口当たりもいいし好きだわ~オホホ♪』
なんて一度しか試してないけど、今度誰かにドヤ顔で語ってみようかしら( ;∀;)
あなただけのお気に入りのビール、ぜひ見つけてみてくださいね!