インスタントポットで手作り納豆レシピ!絶対失敗しない作り方を公開します
2010年からカナダやアメリカで爆発的な大ヒット、日本にも2019年に上陸した
マルチ電気圧力鍋【instant Pot (インスタントポット)】。
火を使わず、ほったらかし。
ボタンを押したら、あとはおまかせ。
「インスタントポットがあれば、家で納豆作れるよ!」
と友人に教えてもらい、早速つくってみたところ…
ぎょえぇぇ~!こんなスライムみたいな納豆、見たことありますか?(笑)
手作り納豆、完全に大勝利しました!笑
ネバりが強すぎて、二の腕が筋トレ状態に!
インスタントポットがあれば、おいしい納豆が好きなだけ、
し・か・も ! せいぜい作業は20分、1パック10円未満で作れるなんて…
納豆屋さんからクレーム来ちゃいます。
あらゆる手作り納豆体験談を参考に、私が試行錯誤してたどり着いた
インスタントポットを使った
世界一カンタン!手軽で美味しい手作り納豆の作り方
を、大・公・開!
インスタントポットで手作り納豆!材料と使う道具
インスタントポットがあれば、ヨーグルトに甘酒に醤油麹や塩麹もほったらかしで作れます。
とくに毎日納豆を食べる私たち夫婦は、インスタントポットが手放せません。
「手作り納豆って、なんかめんどくさそう…」
と思ってたのに、ビックリなほど簡単。
大げさじゃなく、インスタントポットで自分で手作りした納豆が、
今までの人生で食べたどの納豆よりも、ウマいぃ~!
用意する材料
大豆は韓国スーパー(キムズマート)で1.4kg4.99ドル!納豆は3パック1.99ドルの一番安い納豆。
《材料》
- 乾燥大豆 150g〜450g
- 納豆菌(市販の納豆でOK)
▼作る量も自由自在★あくまで目安の量ですが、まずは少量から試してみてください(^^♪
乾燥大豆 | 150gの場合 | 400gの場合 |
市販の納豆 | 15g(3分の1パック) | 40g(1パック) |
できあがりの納豆の量 | 約400g | 約900g |
図のように、乾燥大豆の量の2倍以上の納豆が出来上がります。
納豆づくりに必ず必要になるのが納豆菌。
市販の納豆菌でも作れますが、一番手軽なのは市販の納豆を使うこと!(冷凍でも大丈夫)
お菓子作りのようにキッチリ重さを図る必要はありませんが、
市販の納豆は乾燥大豆の約10分の1の分量のがあればOKです。
海外で納豆は高級品。
カナダだと、1パック1ドル(7~80円)近くしますよね…涙
でも!インスタントポットがあれば、
たった20分の作業で、市販の納豆1パックで20パック分以上の納豆ができて、
1パックあたりの単価は、な、なんと、たったの10円でできる計算に!(※乾燥豆400g2ドルの場合)
もちろん、一度作ってしまえば、納豆菌は半永久的に増殖OK。
市販の納豆を買う必要が無いので、余計なプラスチックごみも出しません。
もちろん、ちょっと贅沢してオーガニックの大豆や納豆を使ってもダンゼンお得、
毎日1パック納豆を食べる私たち夫婦は、たった4カ月でインスタントポットの購入代金もペイ!っと(笑)
今まで、なんて人生損してたのかと本気で後悔しました。
エコで、安くて、美味しくて…これはもう、地球上の日本人は全員インスタントポット買うべし!
使う道具がこちら!
《使う道具》
- インスタントポット(ヨーグルト機能付・写真は型式:Duo Nova)
- 鍋用蒸し器かステンレス製ボール ※大豆を蒸す場合
- ボール
- お箸
- スプーン
- キッチンペーパー(または清潔なフキン)
- タッパー(保存容器)
引用:amazon.co.jp
電気圧力鍋のインスタントポットは、
《炒めもの》《圧力料理》など10種類以上の機能が付いていますが、
一番大事なのは、発酵時につかう《ヨーグルト機能》。
日本で販売されているインスタントポット(型式DUO Mini・Nova Plus)はどちらも備わっていますが、
海外のものは《ヨーグルト機能》が無い型式もあるので、これから海外で購入検討の方は確認を!
インスタントポットのヨーグルト機能を使うことで
発酵に適した温度(40℃)で長時間保温する環境が自動的につくれるんですね。
使うタッパー(保存容器)は、なるべく雑菌が残りにくいように
ガラス製・ステンレス製・ホーロー容器がおすすめですよ。
納豆菌の特徴!温度が一番大事
納豆を手作りする前にこれだけは押さえておきたいポイント!
それは、納豆菌ちゃん(あえてこう呼ばせてください)の性質です。
~納豆菌ちゃんの特徴~
- 日干しをしても真空状態でも生き残る!
- マイナス100℃〜100℃の環境にも耐え続ける!
- pHが低い酸性条件でも耐えることができる!
- 酸素呼吸をしながら発酵する!
- 納豆菌がいちばん活発になる温度は40度前後!
菌(バクテリア)は、
・好気性菌(こうきせいきん)…酸素を好む性質
・嫌気性菌(きんきせいきん)…酸素を嫌う性質
の2タイプあり、納豆菌は後者の好気性菌タイプ、酸素呼吸しながら成長する菌です。
多くの食中毒原因になる細菌が60℃以上で死滅してしまうところ、
納豆菌は、氷点下でも熱湯をかけても、ビクともしない最強の菌。
「納豆は天然の整腸剤」と言われる通り、胃酸にも負けずに生きたまま腸まで届いてくれることで、
納豆菌ちゃんが腸内環境を整え、善玉菌を増やしてくれるんですね~!
インスタントポットで手作り納豆!手順7ステップ
インスタントポットで手作り納豆の、ざっくりなタイムスケジュール♪
- 大豆を洗って水につけておく(10時間)
- 大豆をインスタントポットの《加圧》機能で柔らかくする(1時間)
- 道具を熱湯消毒&納豆湯を作っておく
- インスタントポットの圧が抜けたことを確認
- 大豆に納豆湯を混ぜて、再度戻し入れる
- インスタントポットの《ヨーグルト》機能で発酵する(24時間)
- 発酵終了したらかき混ぜる
- 納豆を冷蔵庫で寝かせる(1日-2日)
トータルで丸3日間以上、とーっても時間はかかるけど、
大豆を洗って最後にタッパーに詰めるまで、キッチンに立つ時間はたった20分くらい。
作り方は至ってシンプル、めちゃくちゃ簡単です!さっそくやっていきましょう!
1.大豆を洗って水につけておく(10時間)
まず、大豆を水で洗います。
万一、汚れている豆やゴミが石があれば取り除いてくださいね。
3回くらい水を変えて、水が濁らなくなるまでよく洗います。
ちなみに、最初に大豆がブクブク泡立つのはサポニンという天然成分、人体に害はないのでご安心を。
水に浸す時間は、だいたい8~12時間くらいで十分。
たっぷりの水を含んだ大豆は、3倍くらいの大きさになるので、多めの水で。
納豆づくりの前日にしておけば、ちょうどいいですね!
2.大豆をインスタントポットの《加圧》機能で柔らかくする
【インスタントポットの設定】
- 『Pressure Cook(圧力料理)』を押す
- 『+』を押してタイマーを60分(1時間)にセット
- 『High Pressure(高圧)』になっていることを確認
- 蒸気リリースバルブは『Sealing(密封)』にする
インスタントポットに大豆を入れて、加圧機能を使って大豆を柔らかくします。
大豆は《茹で》ても《蒸し》ても、お好みでどちらでもOK!
茹でる場合は、内釜に大豆がかぶるくらいの水を入れて60分加圧、
蒸す場合は、コップ1杯の水を入れ、内釜にピッタリ収まるサイズの「鍋用蒸し器」や「ステンレス製ザル」に大豆を入れて、60分加圧。
▼「鍋用蒸し器」はこんなやつです
ちなみに私はダンゼン蒸し豆派!
茹でるより蒸したほうが、大豆の皮が剥がれず栄養が溶け出しにくく、
お豆のカタチもそのままに、ねっとりホクホクお豆に仕上がります。
蒸したての豆は、それだけでもパクパク食べられるほど、甘くて美味しいです!
3.道具を熱湯消毒する&納豆湯を作っておく
大豆を蒸してる(茹でてる)間に、使う道具をすべて熱湯消毒。
納豆菌に、余計な雑菌が入らないようにします。
沸騰したてのお湯をかけて、10分くらい置いとけばOK。
そして、沸かした熱湯を使って、市販の納豆も、ついでにお湯に溶かしておきましょう。
納豆菌は100度でも死滅しない強い菌。
大さじ3くらいの少量のお湯に納豆(凍った納豆でも大丈夫)を入れて、
納豆菌を行き渡らせやすいように、納豆の粘りをお湯に溶かして納豆湯を作っておきます。
4.インスタントポットの圧が抜けたことを確認して大豆を取り出す
インスタントポットで60分、大豆の蒸し(茹で)が終わったら、
さらに15~20分放置して、そのまま自然に圧が抜けるのを待ちましょう。
蒸気リリースバルブを『Sealing(密封)』から『Venting(排気)』の位置に動かして手動で圧を放出し、
すぐに蓋を開けることもできますが、プシュっと熱湯が噴き出して危険です。
じっくり圧を逃したほうが、よりふっくら美味しいお豆になりますよ
5.大豆に納豆湯を混ぜて、再度戻し入れる
蒸した(茹でた)大豆は水気を軽く切って、一旦ボールに移し、先ほどの納豆湯を軽く混ぜ入れます。
他の雑菌の繁殖を促さないように、この作業は大豆が熱いうちにササッと!
内釜に残ったお湯は一旦捨ててOK、
空の内釜に、納豆菌を混ぜた大豆を戻し入れます。
容器は、内釜に入るサイズなら何でもOK。
なるべく雑菌が残りにくいガラス製・ステンレス製・ホーローの容器がおすすめです。
大豆に水滴が入らないように、清潔なフキンやペーパータオルを、上からふんわりかぶせます。
私は写真のように、ガラス製のタッパー容器を使って、使い捨てキッチンペーパーをかぶせています。
(このとき、布巾やラップ、内釜用の別容器などを使って作られている体験談も多くありましたが、
この方法が一番手間がかからないと思います♪)
少量の時(乾燥豆200g以下のとき)は1段に、大量の時は2段にして、重ならないように内釜にセット!
発酵が終われば、このままフタをして冷蔵庫で保存できるので、洗い物も減ってラクです。
6.インスタントポットの《ヨーグルト》機能で発酵(24時間)
さて、いよいよ納豆を発酵させます!ココが最大の山場。
【インスタントポットの設定】
- 『Yogurt(ヨーグルト)』ボタンを押す
- 『+』を押してタイマーを24時間にセット
- 蒸気リリースバルブは『Venting(排気)』状態に
- ネバネバ最強にしたい場合、蓋は手動で5ミリの隙間を作る!
▼蓋の締め方で、納豆のネバネバ具合をお好みで調節
インスタントポットの蓋 | 出来上がりの納豆 |
蓋を完全に閉めて発酵した場合 | サラサラ食べやすい納豆 |
蓋を5ミリ浮かせた状態で発酵した場合 | ネバネバ最強の納豆 |
先ほど納豆菌ちゃんの特徴でもお話しましたが、納豆菌を元気に活動させて上手に発酵させるためには、
- 約40℃で約24時間、温度を一定に保てる場所
- 衛生的な場所
- 酸素がある場所
という3つの条件の環境が必要。
インスタントポットの《ヨーグルト機能》を使えば、
40度前後の温度を保った環境を、24時間自動的に作ってくれます。
そして、納豆菌に与える酸素の量によって、出来上がりのネバネバ具合を調節することもできるんです。
蓋を閉めた状態で発酵させた納豆の場合
まずは、インスタントポットの蓋をキッチリ閉めて、納豆菌をほぼ酸欠状態にして、24時間発酵させた納豆がこちら!
納豆の糸はあまり伸びませんが、蓋を閉めた状態で発酵させても、
ネバネバ控えめで、大豆の粒も一つ一つがしっかり残った、食べやすくて美味しい納豆ができました!
「納豆は好きだけどネバネバがちょっと苦手…」と言う方には、ピッタリ!
蓋を少し開けて空気を入れた状態で発酵した納豆の場合
「納豆といえばやっぱりコレ!ネバネバ~じゃないと納豆じゃない!」
…という方には、
納豆菌に十分な酸素を与えるために、インスタントポットの蓋を浮かせて上手に発酵させる方法をご紹介!
タイマーを24時間にセット後に、
ゆっくり蓋を開けて、内釜に空気をすこしだけ入るようにします。
蓋を開けた瞬間に、『蓋が空いてるよ~』を知らせるピロピロ音が鳴りますが、
下記の方法でやれば、タイマーはそのまま切れることなくヨーグルト機能は継続します。
▼蓋をゆ~くりスライドさせて5ミリほど浮かせた位置がちょうどいいです
蓋を開けすぎると温度が下がりすぎて上手く発酵しませんので、
写真のように5mmほど蓋を浮かせた状態で、24時間発酵させます。
▼または、このように上からタオルを被せて蓋を乗せた状態でもOK▼
隙間を作らないようにしっかり蓋を乗せてくださいね!
とにかく納豆菌に酸素を与えるのが目的!使った食器も洗うのも一苦労なほどネバネバ!サイコーに美味しい納豆ができますよ!
7.発酵終了したらかき混ぜる
大豆の発酵が終わったら、納豆の表面がかすんで白くなっているのを確認。
(発酵が成功していれば、使うお箸を熱湯消毒する必要は、もうありません)
まぜまぜして、ネバネバの糸を引けば納豆づくり大成功です!
▼大豆のまわりが白っぽいものに覆われています!これが納豆菌の菌糸です♪
この時点でも、もちろん食べられますが、強めのツンとしたニオイがします。
8.納豆を冷蔵庫で寝かせる(1日-2日)
24時間の発酵が終わった納豆は、まだニオイが強いため、
さらに冷蔵庫で納豆を追熟させましょう!
翌日、おいし~いトロトロ納豆が完成!粘りがさらに強くなり、納豆独特の奥深いニオイに変わります。
▼世界一美味しい納豆ご飯の組み合わせ!醤油麹と温泉卵もインスタントポットで作れます
▼毎日食べても飽きない納豆蕎麦(笑)
毎日食べても飽きない納豆蕎麦(笑)
好きな時に好きなだけ美味しい納豆が食べられる幸せ~!食べ過ぎに注意です。
手作り納豆の保存方法!大量に作っても冷凍OK
24時間の発酵が終わった時点で、
「すぐに全部食べないし、いますぐ冷凍しちゃお!」
と思うかもしれませんが、冷蔵庫での追熟は、最低1日必要です。
私は実際に、ズボラをしたくて試してみましたが、解凍しても発酵したてのキツい臭いは消えず、
結局まる1日冷蔵庫で保存するハメに(笑)
納豆は、温度が高いところにおいておくとアミノ酸が分解され、アンモニア臭が出てきます。
冷蔵庫保管していても、一週間ほど経つと、表面にザラザラした白い粒(アミノ酸の一種でチロシンというたんぱく質成分、食べても問題はない)がでて、食感や風味が悪くなってきます。
冷蔵庫保存だと1週間くらいで食べ切ります。
すぐに食べない分は小分けにして冷凍保存がおすすめですよ!
小分けにしておけば、食べたい時に自然解凍かレンジでチンすれば、味も変わらずおいしく食べられます。
ちなみに、私はいつも、約60gずつ小分けして冷凍しています。
市販の納豆パックは1パックだいたい40g、いつも物足りなかったんですよね~笑
ちいさな容器はカナダの100円ショップの『Dollarama(ダララマ)』で4個入りで1.25ドルだったもの。
この容器、安いのに丈夫でレンジもOK、フタもきっちり閉まって使いやすいんです。
納豆専用の入れ物以外にも、すごく使えるおすすめグッズです(^^♪
手作り納豆を失敗させないコツ
納豆を手作りしたいときは、豆を圧力鍋で柔らかく煮て、納豆菌が発酵できる環境(40度で24時間保温)さえあれば、
ヨーグルトメーカーを使ったり、発泡スチロールに入れたり、保温ボトルを使ったり…
など、他にも方法があります。
でも、温度を保つのは、かなり難しくてメンドクサイ。
多機能なインスタントポットなら、1台ですべて解決!
手作り納豆に失敗しないコツを、もう一度まとめました。
納豆菌とは?
「納豆菌」とは、納豆を作る為の種菌。
蒸した大豆に少量の納豆菌をふりかけ、同様の手順で発酵させれば納豆ができあがります。
今回のように、市販の納豆を種菌にすると、雑菌が繁殖しやすいリスクも高まりますが、
納豆菌ならその点、安心ですね。
納豆菌3gで、ナント10〜30kg相当の大量の納豆が作れちゃいます!
↓↓
▼後日、実際に購入してみました!耳かき付き
▼使用期限は購入から約2年間でした
納豆菌を使っても、作り方は同じ。
粉末状の納豆菌を耳かき1杯分を少量のお湯に溶かして、
同じように蒸した納豆に混ぜます。
「納豆菌」から作った納豆は、たしかに市販の納豆から作るより、
糸がもっと強くぐーんと伸びて、美味しくて強い納豆菌のように感じました!
小さい箱なので冷蔵庫で場所も取らないし、種菌用の納豆もキープ不要&いつでも新鮮な納豆菌で作れるからいいですよね!
納豆がほとんど糸を引かないとき…発酵は何時間が正解?
発酵が成功すると、大豆の表面が納豆菌の菌糸で覆われて、かすんで白くなります。
色んな体験談を調べたところ、
保温の目安時間は、22時間~24時間
くらいが平均的。
▼ちなみに、購入した「納豆菌」の取説によると18時間~24時間を推奨。
「発酵の温度の目安は40℃を維持しながら、18時間~24時間発酵させてください。
(夏場は18~20時間位、冬場は20~24時間位)」
ただ、上手く発酵してない場合は、保温をさらに12時間程度続けてみて(最長でトータル36時間ほど)様子をみてください。
また、納豆菌の量が少なすぎても、うまく発酵出来ない原因になることも。
発酵時間は、季節や豆の種類によっても違ってくると思うので、いちばん美味しいタイミングを見つけてくださいね!
雑巾のようなヘンな臭いがする
発酵途中で雑菌が繁殖してしまうと、腐敗が進んで雑巾のような臭いがします。
この場合は、食中毒原因にもなるため、残念ですが捨てるしかありません。
また、納豆菌の量が多すぎても、ニオイがキツくて、美味しくない納豆になることもあるそうです。
できあがった納豆がアンモニア臭が強い
発酵が終わってすぐの納豆は、よく「アンモニアの臭いがする」と言われます。
実際に私の感想は、例えるなら、美容室で使うパーマ用のブリーチ液のようにツンとする臭いに似てました(笑)
でも、臭いニオイが部屋に充満して換気扇が必要!という程じゃないのでご安心を。
保温を終えたら、まずは冷蔵庫で一晩寝かせてみてください。
発酵が止まり、アンモニア臭も緩和されます。
消毒はしっかりと!
納豆菌は、清潔な場所を好みます。
納豆を発酵するときに使うボウルやお箸は、沸かしたての熱湯で消毒してください。
多くの食中毒原因となる菌の死滅温度は60℃以上のため、
ぬるま湯をかけても消毒できず、余計な菌が入って、納豆菌がうまく大豆に広がらなくなります。
もちろん、納豆に触れる自分の手も注意!
蒸した(茹でた)後の大豆をチェックする時も、直接手で触れず、
熱湯消毒したお箸やスプーンを使ってチェックし、豆は戻さない方が良いでしょう。
熱いうちにすぐ納豆菌を混ぜる
大豆が蒸しあがって、インスタントポットの圧が下がったら、
豆の温度が熱いうちに納豆湯を混ぜます。
豆が冷めた状態で混ぜると、他の雑菌の繁殖を促して腐敗しやすい環境を作ってしまうため、発酵が上手く行かない可能性があります。
発酵中は水滴が落ちないように
発酵中は、水滴が落ちると発酵がうまくいかないようです。
清潔なフキンやキッチンペーパーを被せてあげれば、適度に空気が入りつつ、水滴も落ちないのでおすすめです。
発酵が終わると、キッチンペーパーがじんわり湿っていて、インスタントポットの内蓋には大量の水滴が付いているので、
納豆が見えないように、全体を被う様に被せてくださいね。
インスタントポットは海外でも日本でも買える
マルチ電気圧力鍋【instant Pot (インスタントポット)】は、カナダ・オンタリオ州に本社を置く『Instant Brands』社の商品。
2010年からカナダやアメリカで販売され、2016年には記録的大ヒットとなり、2019年には日本にも正規品が上陸しました。
店頭販売だと、コストコの一部店舗で取り扱いがあるようです。
2021年1月時点で、日本で販売されている型式は、以下の2機種。
●インスタントポットDUOmini 3L(2〜4人分サイズ)
●インスタントポットNova Plus 5.7L (4人~6人分サイズ)
私がカナダで購入したインスタントポットは、大きい方のNova Plus 5.7Lとほぼ同じ大きさ。
最初は「ちょっとサイズが大きいかな…?」と思いましたが、
手作り納豆の作り置きの量にはピッタリ!今はこの大きさで良かったと思います。
楽天やアマゾン等の大手通販サイト他、日本の公式サイトからも購入可能です。
カナダで買うなら
カナダでインスタントポットを購入したい場合は、ネット通販もありますが、
ロンドンドラッグ、ベストバイ、ステープラーズなど、行ける方は量販店に直接行った方が早いです。
インスタントポットの『Instant Brands』社の電化製品は、人気が高く種類も豊富なので、
どこのお店にいっても一番の目玉商品として陳列されていますし、直接目で見て確かめられるのがいいですね。
ちなみに私は、型式:Duo Nova(5.7Lタイプ)を、ロンドンドラッグで129ドルで購入♪
ロンドラは、他の電気店よりも返品の保証期間が長く、
30日以内なら使用済でも返品できて、価格も安く設定してることが多いのでいつもお世話になってます。
検証:手作り納豆は大豆以外で作れる?
大豆を使った手作り納豆に、完全勝利できた私。笑
後日、調子に乗って、
大豆以外の豆でも、美味しい納豆って作れないのかな?
とふと思い、実験してみました。
家に大量に余っていた
イエロースプリットピー(Yellow split pea=黄色いえんどう豆の皮をむいて2つに割った豆)を使って、
大豆と同じように作ってみたところ…
見た目はネバネバして、ひきわり納豆みたいに美味しそうなのですが…
残念ながら、信じられないくらい、マズかったです。w
イエロースプリットピーの納豆は、しっかり糸を引いて発酵したのですが、
とにかくニオイがキツくて、、
冷蔵庫に入れた後も、どんどん臭くなって(発酵がすすんで?)、危険な食べ物になってしまいました。
大豆以外の穀物(あずき、とうもろこし、グリンピース等) でも納豆菌によって発酵され糸は引きます。しかしこれらの穀類は大豆のようにたんぱく質をあまり多く含んでいないため、 グルタミン酸があまりできずに美味しくありません。ですからほとんどの納豆は大豆から作られています。
引用:タカノフーズ
納豆菌にとっては大豆の成分がもっとも適していて、
血栓溶解成分で知られるナットウキナーゼという成分も、
大豆のタンパク質を元にした方が多く作られることが知られているんだとか。
結果、やっぱり
納豆=大豆に限る!
ということですね!
インスタントポットで手作り納豆レシピ!絶対失敗しない作り方まとめ
インスタントポットで作る、手作りの納豆の作り方を紹介しました!
手作りの納豆は時間はかかりますが、工程は本当にカンタン。
一度に大量に作って冷凍しておけば、海外生活でも、いつでも美味しい納豆食べ放題。
もっと早くインスタントポットを知っておけばよかった!と心からそう思いました。
インスタントポットがあれば、作る量も、ネバネバ具合も自由自在!
あなたも是非、お好みの大豆と発酵度合いで、自家製納豆を楽しんでくださいね!
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