カナダの巨大鹿エルクとムース(ヘラジカ)の違いとは?大きさや別名も比較!
世界最大の鹿・ヘラジカ(箆鹿)。
ヘラジカ(箆鹿)は、英語では一般的に
カナダでは「moose(ムース)」、ヨーロッパでは「elk(エルク)」
と言われます。
そう、同じヘラジカなのに、国によって呼び方が違うややこしさ。
さらにさらに、カナダには、ムースより一回り小さい鹿のelk(エルク)も生息していて、
この鹿は、ヨーロッパでは何という別名?
ネットで瞬時に情報共有ができてしまう現代で、考えられない摩訶不思議(笑)
今さら名前を統一なんて出来ない~!というほど、それだけ昔から広く親しまれている動物なのですね。
カナダを代表するデカい鹿・mooose(ムース)とelk(エルク)の違いを改めておさらい♪
カナダに生息するムース・エルク・ワピチの違いと大きさ比較
カナダで見られる世界最大の鹿といえば『ムースmoose』!
日本語(和名)では『ヘラジカ・箆鹿』の名で親しまれているムースは、カナダを象徴する動物の一つ。
2018年日本にも上陸した、カナダのダウンメーカー《ムースナックルズ》のロゴになったり↓
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お土産屋さんに行けば必ずと言っていいほど、ムースのグッズも↓
じつは、ムースという名前は、主に北米(カナダやアメリカ)だけで呼ばれる名称。
ヨーロッパ・アジア圏ではムースではなく、
「エルク(elk)」
と呼ばれています。
図で整理してみましょう
《一般的な名称比較》
大きさ順 | 和名 | ヨーロッパ・アジア | 北米(アメリカ・カナダ) |
1 | ヘラジカ | エルク(elk) | ムース(moose) |
2 | アメリカアカシカ | ワピチ(wapiti) | エルク(elk) |
3 | トナカイ | レインディアー(reindeer) | カリブー(caribou) |
4 | オジロジカ | ホワイトテール(white tail) | ホワイトテール(white tail) |
【関連】カナダのムース(moose)がデカすぎ!大きさはトナカイの何倍?
図のように、カナダで「エルク(elk)」というと、ヨーロッパでは一回り小さいサイズの鹿「ワピチ(wapiti)」を意味します。
なぜこんなにややこしい結果になってしまったかというと、
遙か遠い昔、北アメリカ大陸で初めて見たヨーロッパ人の探検家が、
ヨーロッパのアカシカよりも、はるかに大きなアメリカアカシカに遭遇し、
これをヘラジカの一種と誤解してしまい、「エルク」と呼んだために、
北アメリカでは「エルク」という呼称が一般化してしまったんだそう!
それだけ北アメリカのシカが、同じ種なのにヨーロッパと比べてデカかったということですね。
画像引用:canada.jp
奥から、
- ヘラジカ(ムース)
- ワピチ(エルク)
- トナカイ(カリブー)
- オジロジカ
の順です。
先ほどの図を踏まえて、
- ヘラジカの定義や特徴
- エルク(elk)の定義や特徴
- アメリカアカシカの定義や特徴
を再度整理してみます
ヘラジカ(箆鹿)の別名・大きさ
ヘラジカ(箆鹿:Alces alces)は、別名オオジカ(大鹿)。
ヘラジカは
- オスメスともに世界最大の鹿
- 雄に生えているヘラ(箆)のような平たい角
- 木の枝に届くような長い顔
が特徴です。
ヨーロッパ・アジアのエルク (elk) 、北米国(アメリカやカナダ)ではムース (moose) と呼ばれます。
大きいオスは、体重1,000kg=1トン近くになるものもいるのだとか!
和名 | ヘラジカ(箆鹿) / オオジカ(大鹿) |
英語名 | Moose ※ヨーロッパやアジア圏ではElk |
学名 | Alces alces |
体長(大きさ) | オス2.4~3.1m / メス2.3~3.0m |
体重 | オス380~700kg / メス200~490kg |
寿命 | 野生で最長22年(普通は15年前後) |
分布 | 北アメリカ・ユーラシア大陸中心 |
食性 | 木の枝や水草など |
↓ヘラジカのメス(左)オス(右)
世界最大の鹿として、北アメリカ(カナダ・アメリカ・アラスカなど)、中国東北部、エストニア、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、ロシアなどに広く生息しています。
ムースの生態について、詳しくは
[カナダのムース(moose)がデカすぎ!大きさはトナカイの何倍?]
もどうぞ!
エルク(elk)の別名が国で違う!
シカ科に属す動物「エルク(elk)」。
先ほどの図のように、エルクは、ヨーロッパやアジアと、北米国(カナダ・アメリカ)では別の種類のシカを意味します。
例えば、ヨーロッパの『エルク』は、世界最大の鹿である、カナダのムース、日本のヘラジカを意味します。
カナダの『エルク』は、和名ではアメリカアカシカ、ヨーロッパではワピチ(wapiti)を意味します。
アメリカアカシカの別名・大きさ
和名の「アメリカアカシカ」(学名:Cervus canadensis)は、
・ワピチ(wapiti)…主にヨーロッパ圏
・エルク(elk)…主に北アメリカ圏
と呼び方が異なります。
和名 | アメリカアカシカ |
英語名 | Elk ※ヨーロッパやアジア圏ではワピチ(wapiti) |
学名 | Cervus canadensis |
体長(大きさ) | オス2.4 m /メス2.1 m |
体重 | オス 320 – 330 kg /メス 220 – 240 kg |
寿命 | 10 – 13年 (野生) |
分布 | 東北アジアおよび北アメリカに生息。 |
食性 | 他の鹿と同じ草や樹木の葉・樹皮を食べる草食動物 |
↓アメリカ国立公園のエルク(ワピチ)
主にアメリカ、カナダ、中国、カザフスタン、キルギス、ブータン、モンゴル、ロシアに分布していて、
シカの中ではヘラジカについで2番目に体が大きい種で、雄のみが滑らかな角を持っています。
アメリカアカシカの鳴き声
アメリカアカシカの鳴き声は
「キィ~~!」
というような、かなり高い音。
ムース(moose)の鳴き声は低い音で「モ~~」という牛のような鳴き声だったので、全く違います。
秋の繁殖シーズンの「ワピチ」は、一番強いオスが全てのメスを囲ってハーレム状態に。
メスがどこかへ行かないように、そして他のオスが近づいて来ないように
「キィ~~!」と勝利の”雄たけび”をあげます!
スウェーデン生まれの北欧キャラクターMOZ(モズ)の正体は?
可愛い『北欧キャラクター雑貨』として、日本のオシャレなママさんたちを中心に大人気のmoz(モズ)。
1998年にスウェーデンのデザイナーによって生まれたmoz(モズ)は、ヘラジカ「エルク」(カナダのムース)がモチーフ。
北欧らしいスタイリッシュさと実用を兼ね備えていて、身近に感じられるエルクは世界各国で愛されています。
moz(モズ)はインスタママたちに注目されている最旬ブランドです↓
- リュック
- ブーツ
- 財布
- スニーカー
- トートバッグ
など、ヘラジカのくりくりのお目目と、たたずまいが人気。
大人気!オシャレママが選ぶMOZ(モズ)のおすすめリュック
とくにモズリュックは、A4サイズが余裕で入り、PC収納スペースも完備で、通勤・通学や、マザーズリュックとしても◎。
内側には、中に入れるものの大きさによって収縮する生地を採用したモズポケットを完備。
背面ファスナー付きなので背負ったまま財布などがすぐに取れます。
実用性とファッション性が高いオシャレママ達に人気のリュックなので、出産ギフトにプレゼントするにもよさそうですね。
マリメッコと似たシンプルデザインだけど、値段はマリメッコの半額以下。その点も嬉しいですね!
カナダの巨大鹿エルクとムース(ヘラジカ)の違い!大きさ別名まとめ
カナダに生息する世界最大の鹿は、
1番目:ムース(moose)、2番目:エルク(elk)
しかしヨーロッパ方面に行くと、同じ鹿でも
1番目:エルク(elk)、2番目:ワピチ(wapiti)
と名前が変化します。
カナダのムース(moose)については
[カナダの動物・ムースがデカすぎ!大きさはトナカイの何倍?]
で、アツく語ってますので、是非ご参考くださいね!